弁明

chatGPTがすごい。と、改めてここで言及せずとも凄いことが既に世の中で飽きられている感がある。活用方法を発展させて、ホント凄い、と驚き続けている人といったいこれが何に使えるの?という人との二極化がSNSなどで散見される。

自分も使ってみたのだが、何に驚いたかというと日本語の解読力である。あいまいな表現や同音異義語など世の言語の中でも難解といわれる日本語をいとも簡単に解釈し、回答を示す。

こういったAIの進化の波に乗り遅れまいと、AI画像生成に手を出しだした。

のっけから言い訳になる。本ブログの主旨、『「インターネットポルノ中毒」からの脱却』はどういう理由からか、ということを常日頃から反芻していて、常に悩まされていた「虚脱感」「ブレインフォグ」「不安感」「絶望感」などの気分障害の原因は、ネットから簡単に手に入る脳への強い刺激が神経を害しているためで、脱するためには遮断するしかないということを改めて記す。

じゃあ、簡単に手に入らずに欲求を満たすにはハードルを設ければいいのでは?とわざわざ風俗に出向くなどした。

一時期は収まったものの、ネットポルノを見たいという気持ちは中毒なのでそうそう簡単にはおさまらない。代替物では即効性はないようだ。高い金を出して置いて代替物もないが。また、どちらが健全かというとどっちもどっちだという意見は一旦置いておく。

過去に海外のサイトでお宝画像集を発見し、その枚数とクオリティに狂喜乱舞、ひとつひとつ丁寧にコピーしていた。だが数百枚、数千枚あるその画像を手作業でコピーし続ける作業に好きとはいえ根をあげ、泣く泣く中断した。しかしそのお宝はいつ消失してしまうかわからない、けれども手作業では途方もなく時間がかかる。どうしたらいいか本当に考えた。考え抜いた。その結果、プログラムで自動的にコピーできないだろうかという結論に達し、ネットで調べ上げ、pythonスクレイピングという便利な機能があることを発見、さっそく見よう見まねで本体や必要なライブラリ群のインストールなど実行環境を構築し完成させた。やり遂げた瞬間はまるで自分がアイアンマンを完成させたトニー・スタークになった気分だった。誰かに自慢したかったが内容が内容なだけに誰にも言えないもどかしさ。ちなみに自分はノンプログラマである。

先日その感動とモチベーションをふと思い出したのだ。何かそこまで駆り立てるのか。なお、そこで得たpythonのスキルは現在でも仕事でPC上の単純作業等に生かしている。

快楽を司る脳の部位に電極を差し込んだラットはその電極に電気が流れるボタンを死ぬまで押し続ける。同様、ポルノサイトでクリッククリックし続けて刺激を受け続けるのが害なのであれば、難しいことをクリアしてやっと手に入れれば問題ないのではないか?

と自分に言い訳し、じゃあ最新のAIを活用しよう!となったのである。この活力を仕事や社会に還元する方向に向かわせる性質であれば、自分は今ここにいなかったかもな、と笑えてきた次第である。

長くなったので次編に続く。