続く副作用2

遮断も2日しか続かなかった。恐ろしいのは、アダルトコンテンツへの接触が欲望と禁欲の葛藤の末負けて、という流れではなく、普段朝起きて顔を洗って歯をみがくように、自然と深夜にPCを立ち上げ、せねばならない日課のようにStableDiffisionを起動し、素材を探し、生成していたのだ。途中でふと我に返りいかんと気がついた。

習慣とは恐ろしいもので、改めて中毒行動からの脱却がいかに困難であるかを思い知らされた次第だ。

もちろん、それ以来(3日くらい?)接触はしていない。前の投稿でも述べたがたかだかこのくらいで副作用に改善が見られるわけでもなく、相変わらずの状態が続いている。

とくに感情面での制御がうまくいかない。起伏が激しく、怒りや悲しみ、不安や落ち込みがひどい。

先日の休みの日、買い物の際にとあるモールの駐車場に車を停めようとしたところ、自分は店側に接した所に停めようとした。時間も早かったのでだだっ広い駐車場で他はガラ空きで店側に接した列も10台ぐらいあるスペースに1台だけ停めてあって、スペースを開けてその列に停めようとしたのだった。

すると車で後ろからついてきていたBBAがぴったりと自分の後ろにくっついてきた。止めるのにも支障をきたすレベルでだ。他の停めるところが遠かったり埋まっているのであれば理解できる。だが4〜5メートルも離れていない別の列はガラガラである。

BBAのこの発想は簡単にわかる。BBAは「1ミリでも店の近くに停めたい」のだ。この一点である。前後にいる車は関係ない。「前にいる車がもたもたしてんな、じゃあ別のとこにさっと停めよう」とは考えない。BBAに見えているのは前後にある車ではなく、店側の空いているスペースのみである。突き動かしているのは「1ミリでも店の近くに停める」の1点である。

自分はカーシェアの車で出かけていたため、不慣れで駐車に手間取っていた。しかし駐車中の車にジリジリと寄ってくるBBAの異様な距離感に猛烈に怒りが湧き、駐車途中の状態でBBAをガン見して微動だにしなかった。するとこれもまたテンプレのBBAの行動だが、そのBBAは猛烈な勢いで方向転換し、別な列に頭から突っ込んでキキーッと音もせんばかりに駐車した。もちろん、そこは一台も止まっていないガラ空きである。やればできるじゃないかの素早さである。なぜそれをはじめからしない。

なぜこれがBBAのテンプレかというとBBAの極端な行動は何回も遭遇した経験があるからだ。離合が難しい狭い道を車どおしでBBAと対面して、双方が譲りあえばギリいける幅なのでこちらはぎりぎり寄って譲歩したのに、BBAは寄せるわけでもなく停まったまま(固まったというほうが妥当か)なんとかしてよ、と言わんばかりにこちらを睨みつけてこられた経験がある。ただ少し車を寄せてくれれば双方行けるのに微動だにしないことに猛烈に腹が立って、こちらも微動だにせずガン見して動かなかった(とはいってもこちらはできる限りのことがしているので車を当てつつ通る以外自分のとる方法はないのだが。BBAが道の端に寄らない限り)。

そうしたらBBAもしびれを切らし、猛烈な勢いで脇を通りすぎていったのだ。やればできるじゃないか。なぜ怒りにまかせないと通れないのよ。少し寄せれば通れるのに。

一連のBBAの行動からは「人任せ(なんとかしてもらえるだろう)」「周囲の状況を把握(空間認識能力ともいう)するのが苦手」という点で共通している。駅の改札を出た直後で突然立ち止まるBBAといえばみなさんも理解してくれよう(これは若い人でもいるが。要するに後ろに人がいることを認識していない)。自分はさらにバージョンアップ版に遭遇したことがあり、駅のエスカレーターを降りた直後に立ち止まったBBAにぶつかりそうになったことがある。

また、自分がスーパーマーケットが嫌いなのは、進行方向と違う方向に顔面を向けてカートを押し歩くBBAに何回もぶつかりそうになり、一度はトラブルになりかけて店員に「この人がぶつかってきた」と冤罪をふっかけられそうになったことがあるのだ。お・ま・えがぶつかってきたんだろうが!軽いトラウマである。

コンビニのレジで並んでいるときに自分の番がきて会計が済んでから財布をガサゴソカバンから探し出す、などという行動も後ろに何人も並んでいることを認識していないのだろう。

かばんからガサゴソで思い出した。これも車に乗っているときだが、自分の前の車が青信号になってからも必ず20秒〜30秒ほど経って動き出していた。信号で止まるたびに、だ。不運なことに結構な長いルートでその車は自分の車の前を走っていた。

よくよく見たら、赤信号で止まる度に助手席のカバンらしきものを覗き込みガサゴソ探っていて、青信号になってからしばらく経ってハッと気が付き、長い髪を両手で掻き上げ(カバンを探るのに下向きになって髪が垂れているのを直している)、そこで初めて発車、という一連の行動を信号のたびに繰り返しているだ。青に気が付きすぐスタート、ではなく青に変わっていたことに気が付きいったん髪を両手でかきあげ視界を確保し発車、という一連の行動の繰り返しでその時には怒りというより大笑いしてしまった記憶がある。自分が認識した限りこれを4〜5回は繰り返していた。

枚挙にいとまがなく、BBAの行動観察日記になってしまった。だが圧倒的に害悪なのはジジイの方である。だいたい店員を恫喝しているのは99.9%ジジイだ。無人会計がいかに客を馬鹿にしているかと大声で女性の店員に文句を言っているジジイ、書店でも探し物を頼んでおきながらまだかと叫ぶジジイ、コンビニで喚き散らすジジイなど無数に見た。警察を呼べばいいのに。威力業務妨害で。しかし昔はこんなにいただろうか?気が付かなかっただけ?それとも貧しく憤まんを持っていきようのない老人が増えたのだろうか?裕福だったらこんな無駄なことにエネルギーを使わないだろうし。店員(弱い立場)に怒りをぶちまけるジジイは共通して裕福な身なりはしていない点が共通しているように思える。

 

 

 

このように過去の出来事の怒りが無限に湧いてくるという症例が自然と証明されてしまった。こんなクソ記憶は一刻も早く消去してしまいたいのに。いつになったら鷹揚な自分ができあがるのであろうか。