依存

依存(いぞん、いそん、dependence)とは、身体的依存を伴うもしくは伴わない、薬物や化学物質の反復的使用である[8]行動的依存身体的依存心理的依存は物質関連障害の特徴である[8]

ウィキから。依存にもアルコール、薬物などや過食、ギャンブル、ソシャゲなどさまざまで、その原因や弊害、実体験についてはネットや書籍にいくらでもあるのでここでふれるまでもない。最近の書籍では精神科医のアンナ・レンブケ著「ドーパミン中毒」(新潮新書)が非常に面白かった。依存症を専門にする医者で、ドーパミンを軸に依存症を解説する。

また、カジノにハマらせるために業界が行なっているあらゆる仕掛けを事細かに描いた「デザインされたギャンブル依存症」もよかった。これはだいぶ前に読んだのでほとんど忘れてしまったが、つい最近ネットで、失禁しながらもカジノのスロットを平然と続けている若い女性の映像が上がっていて上記の本を思い出した次第である。そのまま何事もなくスロットを続けるその女性は没頭してトイレに行く間も惜しいのだ。

「インターネットポルノ中毒」と共通していて、デジタルによるたえまない刺激が、さらに強い刺激を渇望するように脳の構造を変えてしまう。

中毒といえばアル中は結果的に体がぶっ壊れる。薬物もしかり。ギャンブルは金が際限なく必要になるため身をもち崩す。一方でネットポルノによる中毒はその弊害がわかりやすい形で表出しないのが厄介な点だと思う。

いまのところネットポルノやSNSの中毒で廃人になった、という例は聞いたことがない(違法行為で逮捕はあるが)。しかし「インターネットポルノ中毒」によると、研究も進んでいて脳の構造の変化などが計測されているようだ。また、EDなどの体の症状も多く上がっているという。

私の場合はEDはもちろん、いくら休息をとっても体の疲れがとれない、脳に常にもやがかかっているような感覚、記憶力の低下、不安感などにずっと悩まされてきた。これがネットポルノ中毒によるものではないかと疑いだしたのがほんの数ヶ月まえのことで、その仮説をもとにネットポルノを断ってからはゆっくりとではあるが改善しつつあるのを実感している。

ただし、言うほど簡単ではない。依存症というものは離脱症状がつきものだ。その離脱症状についても次回以降述べていきたいと思う。